出光美術館 陶片室

東京都千代田区

[きっかけ]2025年から始まる帝劇ビルの建て替え工事により出光美術館も暫く休館するそうです。建替え計画は知りませんが「もしや陶片室は無くなってしまうのでは?」と思い見に行きました。

[行程]北陸新幹線に乗り東京駅まで行き、皇居外苑周りで20分程歩いて行きました。

帝劇ビル

[出光美術館]

出光美術館 開館前は行列が出来てました。

[陶片室]小山富士夫氏と三上次男氏により集められた陶片が展示されています。

以下、出光美術館のHPより抜粋

陶片室では日本をはじめアジア各地の遺跡や窯跡から出土した世界各地の貴重な陶片資料を常時展示しています。やきものの新たな魅力やおもしろさを発見できる当館ならではの展示室です。

陶片室 展示室5

陶片室について

出光美術館の陶片室は、古陶磁を学ぶための特色ある展示室として、昭和41年(1966)の開館と同時に開設されました。
当館では、伝世する名品の展観とあわせて、古陶磁の魅力や歴史をより深く理解するために、そのうつわが焼かれた窯跡や使われた生活遺跡から出土した、いわゆる陶片を重要視してきました。
この展示室には、アジア諸地域の古窯跡あるいは重要な都市・港湾遺跡などから発見された古陶磁片を陳列しています。日本各地の古陶磁片(猿投窯・中世六古窯・美濃窯・古唐津・伊万里・鍋島など)はもとより、朝鮮半島・中国・ベトナム・タイ・イラン、さらにはエジプトの中世遺跡であるフスタートから出土した貴重な陶片などを多数ふくんでいます。

日本の陶磁史研究において陶片資料を使って大いなる業績を残したのが、出光美術館理事であり国際的にも著名な2人の学者、小山冨士夫先生(1900~1975)と三上次男先生(1907~1987)です。この2人の先達の学識こそが、当館の陶片コレクションには貫かれているのです。
とくに陶片室の開設に尽力されたのは、小山先生でした。小山先生の中国宋代の名窯、定窯々跡の発見は世界的に有名で、また国内では中世の古窯跡を調査し、「中世六古窯」の概念を確立させました。昭和初期以来続けられた古窯跡調査や陶片を利用した科学的な研究方法は、国内の研究者に広く影響を与え、現在の陶磁研究の方法論の基礎を成しています。
さらに、三上先生は、中国の古陶磁片を調査研究することで壮大な学説を提唱されました。出光中東調査団のエジプト・フスタート遺跡調査(1964年)に端を発する東西の貿易ルートの調査により、「陶磁の道(海のシルクロード)」という概念を確立させたのです。現在では「絹の道」とならび、「陶磁の道」は世界的な貿易ルートとして認識されるに至っています。

  • 小山冨士夫先生小山冨士夫先生
  • 三上次男先生三上次男先生

当館は、これからも小山・三上両先生の遺志を継いで、研究資料としての内容を充実させるとともに、多くの皆さまに陶片の鑑賞を楽しんでいただけるような展示を目指し、陶片室の充実に努めてまいります。興味をもって古陶磁を学んでいただく機会となれば幸いです。

[余談]企画展示が行われていました。

「物、ものを呼ぶ」伴大納言絵巻から若冲へ

企画展のパンフレットより
陶片室にも板谷波山の作品の破片が有りました。

[まとめ]破片や窯の中でひしゃげて割れた陶片を見るのは面白かったです。幻と呼ばれる古唐津の山瀬で焼かれた破片も見ることができ嬉しかったです。新しい美術館がどの様になるのかはわかりませんが楽しみに待ちたいと思います。

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